龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

アトピー闘病記 12

第二の皮膚科のステロイド問題は、いやその前に述べておきたいことは、私は本当は、自分のアトピー症状は完治ではないが、もうほとんど良くなってきているので(本来はこんなに早く回復するほど簡単な病気ではないのだが、私の場合あまりに腹が立っていたので、ほとんど執念と精神力だけで治ってきたようなものである)、本音を言えば人のことなどどうでも良いのである。医者の言うことを鵜呑みにして、薬漬け、ステロイド漬けで生きていくのもその人の人生であって、私には関係のないことだ。人の為、世の為などとはこれっぽちも考えていない。所詮、人間は自分の信念体系に沿ってしかいきてゆけないものであろうし、その信念体系が資本主義社会の枠組みに従って巧妙に押し付けられているものであるにせよ、最終的に人は幸福を希求するのと同様に自らの不幸を選択する権利をも有するものである。精神性の低い人にはこういうことを言っても理解してもらえないであろうが、そういうことだと私は思う。黒魔術のアレイスター・クロウリーが言っていたように人間の運命とは広大な宇宙における一個の星のようなものであって、他者がその運行の軌道に関与することは不可能なのだ。黒魔術といえば超自然的に誰かを呪って不幸にする業なのだから、言っていることが矛盾しているではないかと考えられるかもしれないが、そうではなくて、そういうこと(魔術)が現実に可能かどうかは別にして思想的には極限まで視点を高め、視野を拡げていくことができるかどうかだと思う。人間の運命には関与できないが、意識の視点と視野を拡大させていくことで宇宙の全体性というか神的な意思に結びつくことができるという考え方だと思う。こういうことを言うと叱られるかも知れないが、私は黒魔術もその他の呪術もあらゆる宗教もベースにある考え方にはそういう全的なものとの一体化の志向性を含んでいると考える。人間は星のように自らの運命を自ら決している。資本主義の価値観や国内の政治権力が宇宙の全てだと看做しているような視野のせまい魂の持ち主には、その認識に相応しい選択や生き方があるであろうということだ。それに対して他者が正義感や親切心を持ち出して、あなたは間違っているとか、騙されていると叫んだところで、最終的にはその人の独立性を冒とくすることにしかならないと思われる。なぜなら愚鈍な人間であれ星なのだから。星の運行に干渉するのではなく、宇宙との一体化を目指す以外に道(老子流に言えば道こそ宇宙である)はない。我々の運命は空(政治)に覆われているけれど、空の彼方には確かに宇宙(道)があるのだ。空に変化をもたらすことは出来ないが、宇宙の全体性とリンクすることは可能である。全的な宇宙の意思に訴えれば、空模様は自然と変化せずにはいられないはずなのである。そして彼方だけでなく身近なところにも宇宙はある。赤ん坊や小さな子供の存在である。赤ん坊や子供の魂は一個の星ではなく、未分化の宇宙(神性)そのものであるからだ。それが私の思想というか意識と考え方のスタイルである。ある意味では非常に危険思想である。なぜならいつの時代にあっても人間が宇宙の意思と直接に結びつくことを妨げることが政治の基本的な働きであるからだ。危険であるから無視され続けることは当然であり(幸いにも今の日本では迫害はされないが)それは百も承知の上である。卑しさがなければ権力や権威に受け入れられることは有り得ない。
ともかくも私は近年増え続けている乳幼児のアトピー疾患において、医者の金儲けのためにステロイドを塗り続けられて将来的に私のような、いや私の何倍もの苦しみを味わうことになると思うと黙ってはいられない。それでは自らの人間性と宇宙との紐帯を喪失することにしかならないからだ。皮膚科の医者はステロイド外用薬の副作用、危険性について説明責任をまったく果たしていない。重要事項説明という取り決めはステロイド外用薬に対してこそ適用されるべきだ。たとえば不動産会社は土地や住宅を販売するときには近くに暴力団事務所があるといったことを黙っていたり、小さく契約書面に記しているだけでは許されないはずである。きちんと顧客に口頭で伝えて了承を得なければならない。証券会社は顧客に投資信託を販売する度に、一々くどいほどに元本が保証されないとか、手数料がいくらかかるなどの説明をすることが法律で義務付けられている。私などはその話を何回も聞かされるのが嫌がために投信を買うのをある時期から止めたぐらいであるが、不動産会社や銀行、証券会社に義務付けている重要事項説明を医者には免除している。それだけ医者には特権的な地位が与えられているということであるが、その特権的な優遇措置に相応しい倫理観を医者が有しているかとなると甚だ疑問である。特に皮膚科の処方するステロイドや、幸い私はまだ経験はないが心療内科が処方する抗うつ剤などの長期間の使用は、未だ表面化はしていないが潜在的には深刻な社会問題の状況になっていると考えられるものである。特にステロイドなどは経験のある人にしかわからないであろうが、医療現場でのステロイド批判はタブーにすらなっているのである。皮膚科だけではないが病院に行って医者にステロイドの批判めいたことを口にすればその途端に医者の態度は柔らかなものから高圧的なものに変化する。(嘘だと思われるなら一度、試して見られればよい。)それほどに製薬業界の政治力は医療現場の隅々にまで浸透しているのである。そして資本主義の暴走のように副作用のある薬の長期使用の弊害が国民の日常生活に出来するということである。よって医者の薬の処方においてこそ重要事項説明の規制が必要であると私は考えるものである。ステロイドを処方するのであれば、長期間の使用をすれば止めた後にリバウンドで大変に苦しい状況が一定期間続く事になりますが、それがどれだけの期間かは一概には言えません。またその離脱症状で大変な間は今勤めている会社を辞めなければならない可能性もあります。またステロイドを塗り続けたとしてもアトピーの症状は表面的に抑えられているだけで、完治に至ることは有り得ないものです。ときちんと患者に説明した上で了承を得るように法律で定められるべきである。本来は法律がなくても医者は人道的にそうすべきであるのだが、そういう「高度な」倫理観の持ち合わせがほとんどの医者にはないのだから、法律で義務付ける以外に仕方がないではないか。