龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

地震と為替の関連性

確かに日本は、元々自然災害の多い国ではあるが、それにしてもここ数年は、地震だけでなく大雨による水害、土砂崩れなども含めてあまりにも「多過ぎる」。多過ぎるからと言って、誰に文句を言うものでも、言えるものでもないが、日本に生きている人間の実感として、その感覚はごく自然なものであろうし、その自然な感覚を抑圧されたり、封印されるべき筋合いのものではない。この抑圧とか封印されているという内的な感覚も、果たして個人的なものなのか一般に通底する普遍性を有するのか、一概には何とも言えないが、しかし多数の人間の生命に関わっていることであるのだから、たとえごく少数の感覚であるとしても決して社会的に無視してはならないものであるように考えるのは私だけであろうか。今回の熊本大地震にしてもそうであるが、ことの性質上、軽々に関連付けられるものではないが、なぜワシントンで開催されていたG20の期間中に発生したのか。偶然と言ってしまえばそれまでであるが、私の内的感覚は偶然であることを否定するものである。先ず結果論としてであるが、今回の大地震を受けて、安倍総理は予定通りに来年の4月に消費税増税を実施することが困難になってきた。それよりもまず、なぜこの2~3か月前より消費税増税先延ばしがマスコミを通じて誘導、醸成される運びとなったのであるのか。一体、誰が目論んでいるのか。欧米諸国は財政健全化を理由に、あれほど強固に消費税増税を日本の政治に要求してきたのに、最近では今は適切な時期ではないというように明らかに風向きが変化してきている。
ここから先は私の勝手な私論であるから、妄想だと考える人はそういう風に受け取っていただいても結構だ。私自身が100%の自信を持ってそう考えている訳ではない。その上で言えば、今年に入ってから日本と世界の経済情勢は大きく変化してきている。先ず急激な円高がある。昨年末は1ドル120円だったのである。それが今では108円前後であるから僅か4カ月余りで12円の円高となっている。中国の景気減速と世界的な株安で、安全資金として急激に円が買われることとなった。しかしこれまでのドル高の是正を望んでいるアメリカにとっては、このドル安円高は望ましい変化であり、秩序立った為替の推移であるとして極端な円高を牽制する日本政府との間で、軋みが表面化しつつある状況にあった。大統領選挙を控えているアメリカ政府の要人たちにとっては、通貨安競争の排除は優先順位の高い重大事項なのだと考えられる。それで日本の政治は口先だけで為替の実弾介入が出来ないことを市場に見透かされているゆえに、円高の圧力が強まっている結果となっている。さてそれでであるが、円を大量に買っているのは、アメリカ人だけではないが外国人の機関投資家である。外国人投資家の円買越額が過去最大規模にまで膨れ上がっている。通常はある一定のレベルまで買越額が拡大すると反転して円安に流れていくものであるが、円高は日本の輸出産業にとっては大きな打撃であるから、日本の株価下落の要因となる。そうなるとどうなるかと言えば、円を買っている外国人投資家は、日本の株式も円で大量に買っている。それもレバリッジを何百倍も効かせて買っているから、株価が下がると証拠金の積み増しをしなければならない。ところが円のロング(買いポジション)が限度額に近づいてくると、その余力が小さくなってくる。よって日本の株価が必要以上に下がらない経済環境を、日本の政治に組み入れさせなければならない。それが消費税増税の延期措置である。安倍総理は来年の4月に予定通りに消費税増税を実施すると述べていたが、G20の期間中に大地震が発生して困難になってきた。それなら某国は機関投資家の利益のために人工地震を引き起こしているのかと言えば、さすがに私もはっきりと断言はできないし、疑問でもある。しかし一口に機関投資家と言っても様々であって、大国の政治と深く結びついているような陰謀系の金融機関もあるであろうから、一笑に付せられる説だとも言えないのではないか。自分で言うのも何ではあるが。但し危険な推測であるので、私の妄想かフィクションとして読んでいただきたい。そもそも日本に発生する地震震源地はほとんどが海洋域であって、内陸地が震源地となる大地震自体が、阪神淡路大地震もそうであったが怪しいのである。常識的に考えてもわかりそうなものだが、日本列島とか大陸棚は何十万年とか何百万年の悠久の時間の中で隆起して安定した地形であって、もちろん地中に断層があれば蓄積されたひずみのエネルギーが解放されるために地震が発生することは必然であるが、震度7クラスの内陸型地震は、何百年に一度ぐらいの頻度で起こるものであって、阪神淡路大震災以降の日本に発生している地震や大雨、台風などもそうであるが、明らかに自然発生の蓋然性に疑問を持たざるを得ないレベルではないか。ましてや南海トラフ地震などは、危機管理のための予想と言うよりも、近い将来に起こって当然であるとして、いざ発生しても大衆に疑問を感じさせないように洗脳しているようにも感じられるものである。
まあともかくも妄想でもフィクションでも何でもよいが、嘘だと思われるなら、今後の安倍総理の消費税増税についてのコメントを注視していただきたい。おそらくは地震発生前とはニュアンスが異なった、地震要因だけではない、奥歯に物が挟まったような言い方に微妙に変わっていくことであろう。安倍総理も政府官邸も国民には言わない、言えないだけでいろいろなことがよくわかっているはずだからである。しかし為替や経済情勢は1カ月も経つと大きく様変わりするものなので、言い訳をするつもりはないが、結局のところ世界の深層で何が起こっているのかということは未来と同様にわからないものである。ただひたすら怪しいというだけのことだ。そしてその内的な皮膚感覚の怪しさが、最終的に自らの生命を守ることにつながるような気もする。