龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

奇跡よ、起これ。


もう登山日の5日から5日経過しているので、状況的にはかなり厳しくなってきているようである。五頭連峰付近で遭難している親子がまだ発見されていない。この5日間の雨や寒さ、食糧を考えると父親はともかく小学校1年生の男の子の生存は悲観的にならざるを得ない。今更ではあるが、ネットの声にもあったが、父親が5月5日の午後4時頃に「道に迷ったのでビバークする」と連絡を入れた時と翌日の6日午前7時20分頃に「これから下山する」と電話した時には携帯が使えていた訳だから、その時点で110番で警察に連絡を入れて位置情報を確認してもらった上で指示を仰ぐなり、救助を要請すべきであったのだ。迷惑をかけたくないとか、大袈裟な騒ぎにしたくないという心理はわからないではないが、自分一人だけならともかくも小学校1年生の子供を同行させているのであればそれぐらいは慎重な判断をすべきであったであろう。
また前回にも述べたことだが、そのビバークした地点から動くのであれば下山ではなくて山頂を目指して引き返すルートを探すべきであったのだ。ビバークの時点で警察に電話するのとそこから上に向かって歩き出すという二つの条件があれば、恐らくはもう既に助かっていたことであろう。それにしても登山でスマホはこういう状況の時には何の役にも立たない。GPSの機能を使っていると充電が1日もたないのだから、命を守る道具にはならない。私は山に行くときはスマホガラケーの両方を持参している。ガラケーであれば1週間ぐらいは充電がもつので道に迷ったり遭難した時には必需品である。しかしそういう考えで山登りの時にガラケーを持参している人間などほとんどいないのではなかろうか。まあスマホガラケーの両方を持っている人自体が少ないのだから必然的にそうなるのであろうが、電波の状況にもよるが登山にガラケーは命綱だと私は考えている。ともかくも捜索隊の人々も大変だと思うが、諦めずに明日以降も頑張って見つけ出せるように努力していただきたい。奇跡を信じて待つしかない。