龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

生野区と在日行政の関連性について

煽り運転で逮捕された男女二人についてであるが、どうして「生野警察署」に連行されることを声を上げて何度も要求したのであろうか。大阪に住んでいる人間であれば周知のことであるが、生野区は在日の比率が高い地域である。男の宮崎姓はそうでもないが、女の喜本(キモト)という姓は、断定は出来ないが、日本の通名である可能性が大きいと思われる。私は在日の人々に対して、偏見の意識はないし、犯罪傾向が高いとも思っていないが、行政の在日の人々に対する取り締まりや処遇に、日本人との差や歪みがあってもおかしくはないと考えている。行政が在日の人々を差別するということではなくて、反差別意識からの反動か何かわからないが、在日の人々に対する優遇や寛容性というものがあるのではないかということである。そうでなければ宮崎と喜本両容疑者が、あれほどまでに生野警察署に固執する理由がないであろう。いやな思い出があるから東住吉署は絶対にいやだと言うだけならその気持ちはわからないでもないが、まるで観光客が旅行会社にお気に入りの宿泊ホテルをここでなければいやだと指定するように、生野警察署を要求するということはそうとしか考えられないではないか。そうであれば、これは法の下の平等性に抵触することであり、また犯罪者が個々の警察署の取り扱いの差を認識しているという事態は、その地域における犯罪抑制の妨げになっている重大な背景であることは明らかであるから非常に由々しき問題であるのではなかろうか。

私がそのように感じた理由は今回のあおり運転容疑者、逮捕時の騒動だけではない。大阪市生野区には、ロート製薬の本社がある。2012年に右派系市民団体の4人がロート製薬に対して、海外で竹島領有権のアピール活動をしていた韓国の女優、キム・テヒをCMに起用していたことに抗議活動を行ったところ、その後、強要罪として逮捕されたものである。当時、私は抗議時の様子をネット配信されていた動画で見たが、暴力行為があったわけではないし、多少、言葉が荒いところはあったが、抗議活動をしているのだから言葉遣いが上品でないことは当然であって、強要罪が成立するのかどうか疑問であり不当逮捕のように感じられたものであった。これは思想の右、左の問題ではなくて純粋に日本の法律や行政、司法が公平、中立に運営されているのかということである。被害者であっても容疑者としても、大阪の生野区という地域が在日に寛大な処置が施されることが期待されるという状況があるのであれば、これは単に一地域だけでなく、日本全体の大問題である。