龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

N国党立花氏の資質について

N国党の立花氏も関心を持って最近、ユーチューブを見ることを再開させたものだが、ちょっと能力の限界が見え始めてきたような気がする。久しぶりに週刊文春をコンビニで買って立花氏への批判記事を読んだが、その内容はともかくも書かれたことに対する立花氏の反応が、どうも政治家として或いは人間として思慮に欠けるというのか、今後の政治活動が危ぶまれるような気がしてならない。週刊文春を名誉棄損で訴えるというのはよいであろう。ユーチューブで弁護士を募集するやり方も突飛な感じは受けるが、斬新でわかりやすくて合理的なのかも知れない。そこまでは良い。しかし最初に着手金30万円で世間一般的な相場か、それよりも多少低い金額を提示しながら募集しておいて、その直後の動画で何を思ったのか、元大阪市長、維新の会の代表者の橋下徹氏を指名して着手金1000万円を提示し、平身低頭で政治家として尊敬している、崇拝しているなどの単なるおべんちゃらなのか、本気でそう思っているのかわからないが、最大限に持ち上げながら代理人受任をお願いしている姿には呆れてしまった。1000万円では橋下さんには少ないかも知れないがというような立花氏の発言には思わず、笑ってしまったほどである。他の一般的な弁護士が30万円で橋下氏が1000万円というのではあまりにも差が大き過ぎるであろう。私は個人的には、以前から橋下氏は政治には向いていないが、弁護士としては優秀なのかも知れないとは思っていた。地方政治はともかくも国会議員として頭角を現す能力はないと考えているので政治家復帰はしないほうがよいとは思うが、弁護士として能力が高いにしても日本で着手金が30万円と1000万円の差は有り得ない。何で立花氏はそのような露骨な差をつけてもまで、米つき飛蝗のように橋下氏にお願いするのであろうか。尊敬、崇拝するのは立花氏の勝手であるが、普通に考えれば橋下氏とタッグを組むことの話題性、注目度の高さを当て込んで、1000万円位であれば動画の視聴回数の増加分ですぐに回収できるであろうと計算したのであろうと想像される。最初に着手金30万円で弁護士を募集した直後に、橋下氏に受任してもらえれば1000万円でも元を取れることが頭に閃いて、そのまま依頼の動画を配信したのだと思われる。正直でわかりやすいのは良いのであるが、そのやり方がちょっとあざと過ぎるものである。今の時点で視聴者や支持者に考えていることを見透かされているようでは、マスコミの潰し工作とは無関係に政治家としての将来性はないぞと忠告したい。特に参議院良識の府であろう。情報公開の姿勢は評価できるが、あまりに見世物的になるようなことは自重した方がよい。動画の再生回数は増えるかも知れないが、そういうことを期待するような人間しか見なくなるし、いずれは国民全体にもそのような見世物的な政治家としてレッテルを貼られることとなるであろう。あまりにあざといやり方はリスクも大きいものである。それに橋下氏は恐らくは受任しないであろう。橋下氏は立花氏の敵である既得権益側の人間である。1000万円も出せば引き受けてくれる可能性も0ではないであろうが、それにしても弁護と依頼人のビジネスライクな関係性であって、立花氏の政治活動や考え方に共鳴したり、心を通じ合わせることはおそらくはないであろう。だからそのような弁護活動を橋下氏は、まだ精神構造的には政治家なので受けないと思われる。そしてそれらのことが見えていない立花氏に失望ではないが、政治家としての限界のようなものを私は見てしまうものである。