龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

生きること、書くこと 5


さて、それでは“差異の意味”をテーマに日本社会における在日の人々を考察し、そこから“日本人”で

あることの意義と生きかたについて私が考えるところを書き進めてゆきたい。個人的かつ卑近な例からの

一考察である。たいへん長くなるがお許しいただきたい。私の父は前立腺肥大で尿が出にくくなり医者に

掛かっていたが、薬の影響で頻尿になった。それを治すために処方してもらった薬で今度は尿が全く出な

くなり、ある日突然七転八倒して私が病院に担ぎ込むことになったが、父はそれまで通院していた病院で

はなくかねてより噂に聞いていた腕のいい病院に連れて行くよう私に指示をした。そこは在日韓国人、朝

鮮人の医者と日本人の医者が一緒に働いている在日系の病院であった。泌尿器科の韓国人医師は評判通り

に腕が良いようで父はその後、症状は安定し今もその先生に診てもらっている。料金も診療方針も良心的

であるようだ。一方私の母が腎盂炎で高熱を発した時に私が連れて行った病院で医院長に指示され検査入

院したのはよいが、検査が終了した後も何だかんだと口実を付けられてなかなか退院させてもらえなかっ

た。半ば逃げ出すように病院を飛び出してきた次第である。とてもじゃないが良心的とは言えないもので

あった。私自身のことを言えば、現在別居中の妻と係争中である。発端は私の両親が、私と妻との諍いの

延長からたまたま居合わせた妻の兄に暴力を受けた3年前の出来事である。警察は親族間の揉め事として

取り合おうとせず、止むを得ず民事で訴えると妻の兄は妻とタッグを組んで私と私の両親をまったくでた

らめな理由をこじつけて反訴してきた。その後、妻は私と母の所有物であるマンションを占拠し私に立ち

入りさせようとしない。そのくせ離婚するつもりもなく、また働きもしないで非常識とも言える金額の婚

姻費用分担金を要求してくる。現在、双方共に弁護士をつけてマンションからの明渡し訴訟と家裁での夫

婦間調停で争っている。私の本心は一刻も早くあんな馬鹿女と縁を切り離婚をしたいのであるが、子供の

ことがあるのでなかなか難しい。この件についてのこれ以上の詳細を書くことは問題があまりにヘビーか

つ深刻であり、また今回のテーマから逸れることでもあるので別の機会に譲りたい。それで私が言いたい

のは弁護士についてである。当初委任していた弁護士は、弁護士会の市民法律相談センターで紹介された

ものであるが結論から言うとまったくの無能であった。私は法律の素人であるので弁護士の力量を初対面

で見抜くことは出来ない。また弁護士には医師が診療を断ることが出来ないのと違い、仕事を選ぶ(受任

を断る)権利があるのでお願いする方の立場は極めて弱いのである。また弁護士の力量を推し量るため

の、これまでの実績の情報公開もなされていないので、そもそも契約のあり方として極めてアンフェアと

言わざるを得ない。弁護士間の競争原理がまったく働いていないのだ。私は弁護士探しや委任した弁護士

とのことで、妻に対するのと同じぐらいのたいへんな苦労を味わった。まさに“世界苦”である。私が委

任した弁護士はもともとやる気がなかったのかも知れないが、私は忙しい弁護士の立場を慮って準備書面

答弁書をほとんど全部自分で書いた。私も馬鹿だったのだ。それで傷害事件の民事裁判は、妻側の反訴

でぐちゃぐちゃにかき乱されて負けてしまった。それだけではなく、その後の私と妻との夫婦間交渉にお

いて私の弁護士は妻と馬鹿同士、気が合ったのかどうか知らないが私の真意と心情をまったく無視した合

意を勝手にしてしまった。それで私はその弁護士と喧嘩というか口論になった。といってもPCでのメー

ルのやり取りにおいてであるが。弁護士は弁護士としての沽券に関わるからか、訳のわからない屁理屈で

自分の行為を正当化しようとする。私はこれは駄目だと腹を括り徹底的に反駁を加えた。私は法律の知識

においては当然弁護士に敵うはずはないのであるが、基本的な思考力においてはその辺の半端な弁護士に

負けないつもりだ。それで感情的に抑えの効かなくなった私は徹底的に論破して打ちのめしてやった。す

るとその弁護士は辞任すると返してきた。傑作だったのはその日の私と弁護士のメールのやり取りで弁護

士が夜中の3時過ぎに送信してきていたのが翌朝にわかったことである。私はぐっすり眠っていたが、馬

鹿弁護士はプライドを傷つけられて口惜しくて一睡も出来なかったのであろう。私は翌日弁護士会に出向

き、あんな程度の低い弁護士を紹介するなと文句を言い、金を返せと言ってやった。その上でこちらから

弁護士を解任した。結局その弁護士は着手金を返還してきた。今、思い返しても腹が立つ。馬鹿のくせに

顔だけは俺より賢そうな顔をしやがって。あんな奴を何で“先生”なんて呼ばなきゃならんのだ。私に論

破されたのが、あの馬鹿弁護士の今後の人生でトラウマになっていくのじゃないかと想像するとちょっと

だけ私の気持ちは安らぐ。でも現実にはそうでもないであろう。馬鹿は馬鹿なりにとても忙しいから私の

ことなどもう忘れているであろう。