龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

生きること、書くこと 27


『裸の夜』

夜の皮を剥くと

朝がやってくる

新しい一日が、始まるのだ

悲しみの皮を剥いてゆくと

やがて忘却に至る

それでは

人間の皮を剥けば、何になる

虚無か、悟りか


時代の皮を剥けば

新しい時代を迎えることができるのだろうか

権力の皮を剥き続けば、何が残る

騒乱、それとも革命?

生命の皮を剥けばどうだろう

一体、何が残る

神の皮を剥くことは許されないのか


私は、裸が見たいのだ

真理という

光り輝くような美しい女の裸を

だから私は問う、問い続ける

それが私の人生だ

私は問いながら

私の魂を、そして私の生を

剥いている