龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

恥を知れ

国会議員は立法機関の構成員として法律を作るのが主な仕事である。よって法律に対して責任を持ち、国民に法律遵守の重要性を身を持って示さなければならない立場の人々である。国家公務員法改正案採決における混乱の最中に民主党の若手、三宅雪子議員が前のめりに倒れこんだ。自民党甘利明議員の暴力によるものだという。翌日、三宅議員は車椅子や松葉杖の姿で国会内に登場し、民主党は甘利議員に対する懲罰動議衆院に提出した。
しかし動画を仔細に見れば、誰でも思うことではあると思うが、三宅議員が自ら方向を見定めて倒れているようにしか見えない。吉本新喜劇のタレントであれば、場数を踏んでいるだけにもっとそれらしく倒れることも出来るかと思うが、三宅議員の素人の倒れ方は失笑を禁じ得ないものである。国民に対して、束の間のお笑いパフォーマンス劇を演じてくれてくれているのかと思えば、どうもご当人たちは本気のようである。政治家としての良心と法律への責任をどのように考えているのであろうか。
私はもう、日本の政治に対してほとほと嫌気がさしてしまった。こんな猿芝居ではしゃいでいるようでは、政治と金とか普天間以前の問題ではないのか。あまりに幼稚すぎないか。民主党に少しでも期待をかけた私が馬鹿だったのかも知れない。これら政治家としての自覚や資質のまったく欠落している人間たちが議員バッジをつけている現実から考えれば、日本の退廃と凋落は当然過ぎるほどの道理である。山岡賢次国体委員長の「かわいい、美人の三宅さんを」の言葉からは精神性の低さ以外に見えてくるものが何もない。“恥を知れ”と言いたい。国内の政治のどたばた騒ぎは、海外からも監視されていることを肝に銘じていただきたいものだ。本年2010年は、日韓併合からちょうど100年である。
このような幼稚な人間たちが治める国に、終戦までの35年間も統治されていたのかと見られれば未来志向の関係どころか過去の遺恨は増すばかりである。また、韓国以外の国々からも日本は敬意をもって接する国ではないと看做されるであろう。精神レベルの低い馬鹿な政治家たちは、全ての国難の源であり、平和の敵ですらある。