龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

TPP加盟反対

“いつまでもあると思うな、親と金”という箴言の句があるが、これを日本という国家に当てはめれば、“いつまでも続くと思うな、食、平和”となるであろう。世界人口は今月末に70億人に到達するとのことである。スーパーやコンビニの棚にいつも食料品が溢れていて当然だと考えるのは、これは言わば日本特有の平和ボケである。地球上に70億人もの人間がひしめいていて、大地はやせ衰え、潅水のための大陸地下水も枯渇している時代に、いつもふんだんに食料品があること自体が常識的に考えれば不自然なのである。次に世界的な大戦争が起こるとすれば、人口増による食糧不足が契機となる可能性が高いであろう。いざ有事となれば四方を海に囲まれた日本にまったく食料品の輸入がストップされることは目に見えている。東日本大震災で被災地域へ食料品の供給が途絶えてしまったような事態が、日本全土に拡大されて繰り広げられることとなる。そうなれば、これはもう地獄である。餓死する人間や、略奪の光景が日本の日常となる。そういう最悪の事態を想定して対処することが本来、政治の責任なのではないのか。ほんのつい最近に、これほどまでに悲惨な原発事故を経験しながらどうして日本の政治家は学習効果がないのか、私は不思議でならない。
アメリカに追随するだけの政治なら、国会議員など一人もいらない。官僚だけで充分である。日本は食糧自給率を高めることが喫緊の課題である。本気で70%を目指した施策が必要だ。TPP加盟などもってのほかだ。例外品目を認めた条約に限定すべきだ。いざという時に日本という国が本当に消滅しかねない危険な経済協定を推し進めようとする政治家は、何の知見も良心もない売国奴隷である。日本で作られた良質の米や野菜、果物を食してこそ、日本の精神が生き続けるのだ。