龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

いかにも不自然

最近の新聞社の人間は、ろくに正しい文章の書き方も知らないようだな。それとも少しは良心の呵責があるから、このようなへんてこな記事になるのか。以前に何度か私もブログ記事の中で言及していた事件であるが、昨年の9月に韓国ソウルで行方不明になった女子大生が、4月に入って現地で保護され、帰国していたことが、18日に兵庫県警への取材で分かったという。と、産経新聞が報じている。女子大生は、事件に巻き込まれておらず、けがもなかったということだ。「警察関係者などによると、女子大生は昨年の9月下旬、ソウルの観光ホテルで消息を絶った後、現地で知り合った男性とともに行動していたが、男性と別れた直後の4月中旬、日本大使館に駆け込んだ。」
取り合えず、無事に帰国したのはよい。しかし事件に巻き込まれていなかったのなら、つまり自主的な意思で行動していたのなら、何で男性と別れた直後に日本大使館に駆け込まなければならないのか。そもそもこの女子大生は母親から行方不明だと警察に捜索願いが出されて、一旦は韓国警察にも拉致の可能性があるとして大々的に捜査されていたのである。その後、韓国警察は拉致ではなく家出事件に過ぎないとして捜査を打ち切っていた。一応、表面的には辻褄は合っているのかも知れないが、いかにも不自然ではないか。そもそも女子大生が、家族から捜索願いが出されてから3ヶ月、またその後12月にビザの滞在期限が切れて3ヶ月もの間、一度も日本に戻らずに異国の地で家出し続けなければならない理由が考えにくい。それが今年の4月になってから、いきなり日本大使館に駆け込んだということなら、常識的に考えればそれまで行動の自由を束縛された軟禁状態にあったということであろう。産経新聞の記事では、事件性はないという建前になっているので、真相のところはお話しできません、と言っているのと同じである。憶測の域は出ないが、キーセンのような場所で慰安婦として働かされていた可能性がある。それが日本人観光客などに発見されて、解放せざるを得なくなったのではなかろうか。日本の外務省や韓国政府、フジ産経グループが示し合わせて、女子大生に事の真相を固く口止めさせた上で帰国させ、報道規制がかけられていると考えるのが自然である。女子大生が韓国で乞食のように物乞いしていたなどとは、とんでもない話である。そのような情報がとって付けたように韓国のマスコミからでてくること自体が、胡散くさいということだ。