龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

悪夢の現実

時々、変な夢を見る。今朝見た夢は、こんなのだった。
私は車を運転している。カーラジオを聞いていると、突如、ニュースで私の名前が呼ばれ、警察が私の車から微量のマリファナを検出したと伝えている。それを聞いて、車を運転しながら私は狼狽する。確かに、以前に今運転しているのとは別の車の中でマリファナを吸っていた記憶がある。
どうしよう・・・今すぐに警察に出頭しようか。何と言い訳をしようか。様々に考えを巡らせる。しかし、微量のマリファナぐらいでは、私が所持していたり、吸っていたという証拠はどこにもないのだから、放っていても大丈夫ではないかと考えたりもする。
そうこうする内に、布団の中で夢であったことに気付いて、ほっと安心する。大袈裟に、ああ助かったと思う。そして、現実の私はマリファナなど吸ったこともないのに、どうしてこんな夢を見るのかと不思議に思う。多分、前日にテレビで見た、愛知県稲沢市の市議が、覚せい剤所持の容疑で中国で拘束された事件が関係していたのであろう。夢の中の私は、たとえその後の展開で捕まったとしても微罪であったろうが、現実の市議は、目覚めようのない死刑の危険性に晒されている。事件の内容については詳しくはわからないので何とも言えないが、しかしお土産などの言付けで、中身も知らずに誰かから手荷物を託される状況も有り得るとは思うのだが。もちろん中国のような国では、そのような行為は自殺行為でしかないから、仮に冤罪であったとしても本人責任と見る向きもあるのかも知れないが。何れにせよ、いくら麻薬に厳しく対処しているとは言え、簡単に死刑判決を下すような国には、観光はもとよりビジネスにおいても、そう易々と行くべきではないと私は思う。大袈裟かも知れないが、行くならば、死刑に処せられる覚悟で行くべきだ。そうでなければ、現実はいつ悪夢に変わってもおかしくはないということだ。カフカの小説『審判』のようにである。