龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

数字だけが正直だ。

しかしそうは言っても、日本は法治国家だから不法行為は許されないはずである。選挙や住民投票は民主主義の根幹であり、時の権力が票数のごまかしをするなどとは決して許されないことであり、歴然とした犯罪だ。それも微罪ではなく、重罪である。電車内で女性が「痴漢です」と訴えれば、犯行を見てもいない人間たちは喜び勇んで容疑者を引っ捕まえ牢屋にぶち込むというのに、大阪都構想への重大な政策の賛否を問う住民投票で、選挙管理委員会や職員たちによる集計の不正が行われている可能性が疑われる、辻褄の合わない怪しげなNHKの報道を多数の人間が見ていたにも関わらず、誰一人として義憤の声をあげたり、説明すら求めないとは一体どういう了見なのか。それほどまでに日常的に洗脳されているという精神状態は気分が良いものなのか。そうであればほとんどの日本人は権力に麻薬漬けにされて判断能力や批判精神を奪われながら夢見るようにふわふわと生きているのと同じである。もちろん私とて100%覚醒している訳ではないし、100%の確信を持って言っている訳ではない。私もまた一人の日本人として皆と同じ空気を吸って生きているのだから、私の中の何割かはどうしようもなく眠り込んでしまっている。その心地よさはわからないでもない。しかし今回のことに関しては強烈な目覚まし時計の警告音で私の寝ている部分まで叩き起されたような気分である。そして事の性質上、100%の確信ではなく50%程度の疑いであっても決して黙ってはおれない。住民投票の実施に大阪市の税金がいくら費やされたのか。インチキのために無駄遣いされた疑いがあるのであれば激怒するのは当然である。それに私の推測では50%どころか7割以上は黒だと本気で思っている。0%の確信で痴漢の容疑者を引っ捕まえる小市民的な正義感の発露とは訳が違うのである。別に痴漢を捕まえる人間の悪口を言っているのではない。一つの例えである。その辺は皆さんの健全な読解力を信頼させていただくこととする。
さて改めて私が怪しいと思う具体的な根拠を数的に説明させていただく。小学生の算数程度のレベルなので、皆さんにも洞察力をフルに発揮して真相をよく見極めていただきたい。結果的に賛成票が694,844、反対票が705,585で反対多数で否決された。有効投票数は計1,400,429である。私が見たNHKの報道番組においては夜10時半ごろだったか、98%の開票で反対票が200ほど上回っているだけであった。後に人から聞いた話では(私は10時半ごろからしか見ていなかったのでそれまでの報道の経緯はわからない)、同じく98%開票時点の票数で賛成の方がごく僅かであるが反対よりも多かったとのことである。それでもNHKは反対の勝利確定をその時点で報道して、しばらくすると自民党反対派議員の勝利会見の映像が映し出された。NHKがそのような微妙な票差で反対の勝利を確定させた理由については、これもどのように放送中に説明されたのか私は見ていないのであるが、どうも大阪市南部地区では開票作業が遅れていたが、NHKの独自分析により反対の勝利になることが間違いないという予測になったとのことであるらしい。(人から聞いた話なので正確な所はわからないが。)確かに結果的に今回の住民投票の結果は北が賛成、南が反対とはっきりと分かれているので、未開票の南部地区の票を付け足せば最終的に反対多数となる確定予測はわからないではない。しかし問題は100%開票時の票差なのである。先に述べた通り最終的には反対が賛成を10,741上回っているのである。話しを分かりやすくするために98%開票時の票数が賛成、反対全く同数であったと仮定すると残り2%の開票で反対が賛成を約1万引き離したということとなる。それでは2%相当の実数がいくらになるかと言えば、140万人×2%≒2万8千人となる。そうすると2%分の賛成をA、反対をBとして簡単な方程式を作成すると
A+B=28,000
B-A=10,000
で、上下を合算して2B=38,000
B=19,000、A=9,000となる。簡単過ぎて恥ずかしいぐらいである。今時の小学生高学年はもっと賢い。それではその残り2%の反対票の占める割合は19,000÷28,000≒67.8%となるのである。3分の2強である。ところが南部地区のもっとも反対の割合が高い大正区でも56%なのである。2%の開票予測を全て大正区に当て嵌めて考えるとしても反対の増加分は28,000人×56%≒16,000人 賛成は12,000人となってその差は4,000人である。実際には56%もないであろうから仮に、53%で計算すれば反対が約15,000人、賛成13,000人で2,000人の差である。つまり1万も差が付く訳がないということである。ここからどういうことが推測できるかと言えば、僅か2000人の差でも勝ちは勝ちであるのだから、もしNHKが偽りなく正直に報道していたのであれば最終的に反対が2000か3000ぐらいの僅差で勝利して、NHKはその正確な分析能力を国民に誇れることとなったのである。それが実際には有り得る数値ではない1万もの差となっているということは、98%開票時点の数値におそらくは嘘があるからその整合性との関連で100%時の数値にしわ寄せとなって矛盾が出てきているものである。それぐらいの簡単な計算の矛盾はすぐにわかるであろうからそんな見え透いた嘘をNHKがつくわけがないと考える人も多いであろうが、そうでもないと私は思う。恐らくはNHKはどの時点までかはわからないが、ある時点までは正直な数の集計を報道していたのだ。それが賛成ではなく反対の負けが確定した時点でどこからかの天の声で圧力がかかり、結果をひっくり返して報道するように命令されたのだと思う。よってその時のNHKの報道内部はかなりのパニック状態になっていたことが予想されるから、じっくりと吟味して矛盾のないように考える余裕などまるでなかったのであろう。投票結果の報道は1分1秒を争うものであるし、勝利側の記者会見の中継にも急いで繋がないといけない。要するにぎりぎりの状態(開票98%時点かその直前)まで様子見がなされていて、慌てて綱渡りのように危険な不正工作がどこからか指示されてきたので、どさくさ状態の中で、反対を1万ぐらいの差の勝利で調整を計るということになったのだと思われる。それに関連して言えば、反対勝利、確定直前の報道で、複数の地区において賛成と反対の数が、下三桁が000の数で同数一致であったということも何となく理由が分かりそうな気がする。そのように切りのよい数で同数である地区が何箇所かある方が、特定の地区で不正に反対を増加させた分の数と全体での合計数を計算しやすいからだと私は思うのだが。但し私はNHK以外の民法の放送は一切見ていなかったのでその辺りの状況はわからない。NHKだけを見ていた限りでは明らかに怪しいということである。しかし権力が命令するのは常にNHKに対してなのである。恐らくは南部地区の開票が遅れ気味であったということも嘘であろう。皆さんはどのようにお感じになられるであろうか。