龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

アトピー闘病記 6

しばらく中断していたが、困っている人も多いと思われるのでアトピー闘病記を再開することにする。また気が変わって他のことを書くかもしれないが、その辺りの気まぐれはご容赦願いたい。さて、本題に入る前にアトピー闘病記と言っても、本当は私は自分の症状を未だにアトピーだとは思っていないのである。元々私は小さな頃からアレルギーやアトピーの経験は全くなかったし、50歳にもなってアトピーだと言われても、はてなという感じである。それでは私の症状は一体何なのかと言えば、私は「ステロイド皮膚症」だと考えている。確かに一時的に強いアレルギー反応が出て、身体に湿疹が現れた。しかしその段階ではアトピーに分類できるような症例ではなかったはずなのである。それではアレルギーとアトピーの違いは何かと言えば、アトピーもアレルギーの一種であるとされているようだが、その区別や定義は明確には為されていないようである。割とその辺は、いい加減なのである。ただイメージ的には、アレルギーは単一の原因による一過性の症状であるのに対し、アトピーは複合的な要因による慢性疾患と認識されているようであり、まあ実際にもそのようなものであろうと考えられる。私の場合は一昨年(2013年)の5月に原因不明のアレルギー反応が身体に現れて、その後原因もわからないままに皮膚科の医者が指示する通り、1年8ヶ月もの間、毎日強いステロイド外用薬を塗り続けてきた。ステロイドを塗っている間はとりあえずは症状は抑えられてはいたが、完治にも寛解にも至ることはなく、ただひたすら皮膚にステロイドのダメージが蓄積され続けたのだと考えられる。そして昨年の年末に脱ステロイド踏み切ったことで、いきなりステロイドのダメージが症状として表面化する事態となり大変な苦しみを被ることとなった。それでこのまま皮膚科の言うとおりにしていれば大変なことになると自分で根本的な原因を探し求め、非常に意外なことではあったが、歯の詰め物であるアマルガムに含まれている水銀の中毒であったことが判明したのだ。それからキレーションという身体の中の有害金属を排出する治療法を実践し、また歯医者でアマルガムを取り除いてもらって確かに身体は楽にはなった。尚、私が歯医者でアマルガムを除去したのは今年の2月14日であった。私の口の中には複数の金属の詰め物があって、それら全部を取り除いてセラミックスに変えるとなれば、保険適用が効かないので数十万円の費用がかかるのではないかと予想し、背に腹はかえられないので止むを得ないと覚悟をしていたのだが、実際にはアマルガムは一つだけであってその他は水銀とは関係のないパラジウム合金なのであった。また運のよいことにその一つもかみ合わせに参加していない上の奥歯で、除去するだけでも問題なかったのだが、違和感が生ずるのを心配してその後にセラミックスで埋めてもらったがそれも保険適用でやってもらえて結局、掛かった費用は確か2500円ほどであった。それで信じられないことではあるが、この僅か2500円ほどの治療で一つの金属詰め物を取り除いただけで、私の身体は「憑き物」が落ちたように楽になったのだ。それほどに水銀という物質は人体に有害で恐ろしいものなのである。それで、それではそのアマルガムを除去してめでたくも私の病状は快癒したかと言えば、そうではなくて確かに根本的な原因はなくなったので明らかに良くはなったのだが、その時には私の身体(皮膚)は完全にアトピーと呼べる状態になっていたのである。これは皮膚科の医者は絶対に認めないことだが、ステロイド外用薬を塗り続けるとそれ自体がアトピーの根本原因となり得るということであり、私の症状がまさにそうなのである。

(次回に続く。)