龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

大統領選の正しい見方

そもそも私に言わせればであるが、ヒラリー・クリントン氏の何年も前の国務長官時代の私的メール問題を、このように大統領選直前になって掘り返され問題視されること自体が不自然なのである。確かにドナルド・トランプ氏に関しても様々な醜聞が報道されていたので、これでおあいこと言うか公平であるとの見方も成り立つのかも知れないが、明らかに質が違うであろう。トランプ氏の醜聞や問題発言はマスコミ発の情報であるのに、クリントン氏の私的メール問題はFBIが捜査していたのである。それも大統領選の10日前にである。FBIの背後でCIAが絵を描いていたのは明らかだと考えられる。CIAがFBIに命じていたのだ。元々今回の選挙はヒラリー・クリントン氏が勝つことが決まっている戦いであり、トランプ氏が自覚している通り、トランプ氏には勝ち目はないのである。よって選挙そのものが公正になされていることを世界に印象付ける必要性があることと、前回にも述べた通り大統領選そのものを盛り上げるために、トランプ氏があわや勝つかも知れないという演出がなされたということだ。アメリカの民主主義には、トランプ氏を大統領として迎え入れるだけのキャパシティーはないと思われる。大体においてトランプ氏はフリーメイソンではないであろう。トランプ氏がフリーメイソンに入会を申し込んでも恐らくは拒否されるのではないか。フリーメイソンリーでなければ大統領になれないということはないであろうが、トランプ氏のようにフリーメイソン的な体質と対極に位置するような人間が、アメリカの大統領に就任することはちょっとイメージし難い。因みにビル・クリントン氏は確か、フリーメイソンリーなのではなかったか。記憶がはっきりしないがダン・ブラウンの小説『天使と悪魔』にそのように記載されていた記憶がある。ヒラリーさんは女性だからフリーメイソンリーにはなれないのであるが、夫婦なのだから似たようなものである。そういうことで結局は、当初の予定通りヒラリーさんの勝利に落ち着くのである。これでもしトランプ氏が勝利することとなれば、私のアメリカという国家に対する見方は180度変わることになるであろうが、そういうことにはならない。残念ながらそういうことにはなり得ないのだ。