龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

マスコミ政治の弊害

中国の留学生が川に転落した日本の子供を救助してくれたのは、確かに美談ではあるし、警察が表彰するのも良い事だとは思うが、日本のマスコミは本当に救いようのない馬鹿だな。本人(留学生)をわざわざTVに出演させてまで祭り上げるような、恥ずかしいことをするなよ。何が、今度ご飯でもおごってあげるわ、だ。マスコミは基本的に、悲しい事であれ、美しいことであれ、人間だから感情を交えるなとは言わないけれど、真実を淡々と報道してさえいればそれでよいのである。その基本が出来ていないのに、偉そうにマスコミが政治的に動こうとする悪弊が、日本という国をおかしくしている根源であることがどうしてわからないのか。日本は政治が弱過ぎるから、どうしてもマスコミが政治的に動かざるを得ないという要因もあるのだろうが、どうも私には政治とマスコミの画然とした住み分け、役割分担が出来ていずに、何かぐちゃぐちゃとした得体の知れない、日本固有のハイブリッドの妖怪を見ているようないやな気持になる。別に美談にケチをつけるつもりは毛頭ないが、これは私が前回に述べたこと(韓国食品による食中毒事件の報道忌避)などの裏返しでしかない。マスコミによる政治的な演出行為である。当事者たちは、何も間違った事をしているのではないから問題はないと考えているのであろう。しかし、はっきり言うが、日本のマスコミは、日本の善悪、日本人の道徳について一言半句も言明する資格などありはしない。マスコミの役割は、外交関係に対する悪影響を気にかけたり、報道で改善に導いたりすることではない。また体制に都合の良いだけの二項対立的な言論に大衆意識を永遠に固定化させて、民主主義を偽装することでもない。それは良くも悪くも政治が成すべき仕事であって、その良否を国民が判断するシステムが民主主義なのである。マスコミは政治的な影響を気にせずに、また自ら進んで政治的になることもなく、国民生活に関わりのあることの真実を報道していればよいのだ。それを食中毒の危険性と言う最も国民生活に関係のあることを無視しておいて、差別やヘイトスピーチなどについて大上段から批判する資格などある訳がないではないか。どうも勘違いが甚だしいようなので、手厳しいことを言わせていただく。何様のつもりか知らないが、あなたちは日本人全体を教導し得るような価値のある人間ではあり得ないし、そもそも一般的な日本の国民は、低俗なマスコミに教え諭されなければならないほど程度は低くない。国民がマスコミに望んでいるものは、ただひたすらに真実の情報だけなのである。その余は何もいらない。笑いも和やかさも不必要だし、顔も見たくない。