龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

2010-01-01から1年間の記事一覧

我々の認識が全て 6

いや、厳密に言えばまったく問題がないわけでもない。これは元妻から聞いた話しであるが、同じマンションの隣に部屋に住むご婦人から最近全然ご主人(私)の顔を見ることがないので、離婚したのですかと聞かれて、いえ離婚してません、と答えたらしい。私の…

我々の認識が全て 5

さてそれで、結局私が何を言いたかったのか忘れてしまいそうになるが、神学論はともかくとして私のようなメンタリティーはなかなか生き難いものであることは確かだ。それはこれまでの私の半生を振り返ってもまさにそうである。先ず他者に理解されがたいし、…

我々の認識が全て 4

さて私はこの小説を読んだ後に、あまりの陰惨さとおぞましさに記憶を封印するかのように振り返って思い出すこともなく忘れていたものである。しかし、この3ヶ月足らずの間に日本で現実に起こっている幼児虐待事件を考えると、私が封印してきた記憶の“しっぽ…

我々の認識が全て 3

今年の5月上旬であったから3ヶ月ほど前のことなのだが、大阪、十三(ジュウソウ)にある第七劇場という名のマイナーな映画館で『隣の家の少女』という作品が上映されることになり、私はその映画を見るに当たってジャック・ケッチャム原作の小説(『隣の家…

我々の認識が全て 2

小沢一郎の問題についても触れておきたいが、私には鈴木宗男が逮捕されることになったケースと同じ構図が繰り返されているように思えるものである。小泉政権時代にマスコミで鈴木宗男へのバッシングが突如として巻き起こり、世間一般的には政治腐敗の象徴人…

我々の認識が全て

馬鹿も休み休み言いたまえ。荒井経済財政相が閣議に提出した2010年度、年次経済財政報告の内容についてである。「デフレ経済から脱却するために経済成長の続くアジアの需要を取り込むことが不可欠」とするのはよい。しかし法人税の実効税率を引き下げる…

民主党の存在価値

日本振興銀行の前会長、木村剛が金融庁の立ち入り検査を妨害したとして検査忌避の疑いで逮捕された。竹中平蔵氏のブレーンとして小泉政権時代に銀行の不良債権処理を推し進めた人物である。2004年に中小企業への融資を目的にわずか8ヶ月の審査で立ち上げ…

日本の新しい形

財政再建と景気回復は、本来、相矛盾する対立政策ではなく車の両輪のように同時並行で強力に進めなければ国は浮揚しないはずである。身近な、わかりやすい例えで言えば、肥満体質の人が医者からあと10kg体重を落とさなければ命が危ないと忠告されたとし…

封印された未来

子供手当てがばら撒きだと言う人が多いが、問題は子供手当てが何故、ばら撒きに見えるかということだ。子供手当てに限らず、国の政策というものは須らく、明確な根拠と具体的な目標、そして目標達成の期限が明示されなければならない。子供手当てについて言…

参議院選挙を控えて

参議院選挙が近づいてきた。民主党、菅直人が何の脈絡もなく唐突に消費税10%を打ち出したことにより、消費税が争点になってしまった様相である。しかし言うまでもないことだが、日本の財政状態は民主党が政権を取ってから突然、悪化したわけではない。今…

民主党の馬脚と末路

消費税率と社会保障の関係については、単純に他国と比較することは危険である。NHKニュース番組で、欧州では消費税20%が一般的だから、日本が今の財政難の状況で公共サービスのレベルを維持したいのであれば早急に消費税を引き上げるべきだと、外国人…

消費税増税のインチキ

まやかしだらけの世の中にあって、株価の値動きほど冷徹で正直なものはない。日本企業に将来性が感じられないから、上に突き抜けるエネルギーがまったくない。僅かばかりの利ザヤを掠め取って、一目散に現場から逃げ出す泥棒のように値を下げていくパターン…

W杯オランダ戦、観戦記

結果的には負けたが、日本はオランダに対して評価に値する戦いをした。引き分けになる目もあったが、1点差の負けであれば前にも書いた通り決勝リーグに進める可能性は充分あるから私は上出来だと思う。 前半の戦い方が、守備を基点として攻撃に転じようとし…

デフレと消費税

消費税増税について意見を述べたい。結論から言えば、現在の極端なデフレ状況下で消費税を10%にすると日本国内の経済も生活も息の根を止められてしまうであろう。景気回復の道筋は、先ず第一に緩やかなインフレ誘導する政策にあるのではないかというのが…

オランダとの戦い方

W杯サッカー第2戦オランダとの戦い方であるが、私は引き分けを目指せと言いたい。引き分けを“目指す”という意味は、私のイメージでは一般的な“引き分け狙い”と微妙に異なる。 オランダ相手に積極的に勝ちにいっても、日本の攻撃力では9分9厘負けるであろう…

薄氷の勝利

勝負事は時の運である。W杯サッカーで日本がカメルーンに勝利した。 終わってから言っても調子よく思われるだけだろうが、試合開始直前の日本選手の表情をTVで見ていると何となく勝ちそうな予感があった。厳しさの中に泰然とした落ち着きが感じられたから…

原作『告白』について

前回は、中島哲也監督の映画『告白』について書いたのだが、今回は、原作『告白』(作者、湊かなえ、双葉文庫)についての私なりの感想を述べることにする。この小説を読み終えて、冷静に考えてみるに、作品のテーマがわかりにくいところがある。誰が悪いの…

映画『告白』

中島哲也監督の映画『告白』を見た。ある程度、映画を見慣れている人は誰でもそうだと思うが、いい映画には予感がある。”この映画は見るべき”だと、誰かが語りかけてくるかのような匂いがするのである。 私も3ヶ月ほど前から、原作を読む以前に、何となく『…

星と薔薇

星遠く 薔薇の花びら そっと触れ 我が魂は 身体離れず

初夏のダチュラ

猛毒を 隠し俯く 曼荼羅華

薔薇と世相

暗色の 世に咲き誇る 薔薇の花

政治の力

政治の力は数に非ず。 数は、欺瞞と迎合のまやかしの果実なり。 数を追う者は、数に倒され 真理を見る者は、真理に生かされるであろう。 ならば真の政治の力は、その根源はどこにあるのか。 これを考えない者、考える能力なき者は 政治から一切、離れるべき…

泥(へな)チョコの甘さ

へなちょこが 掲げる理想で 国滅ぶ

鳩山政治の総括

力なき 者の理想に 益もなし

下向く天使のトランペット

曼荼羅華 地上に咲きて 音が止む

薔薇と祈り

観音に 祈り通じて 薔薇の香や

薔薇と死

薔薇一輪 花瓶に活ける 死の甘美

薔薇の奇跡

人生に 奇跡望まず 薔薇を見ん

茜色の薔薇

夕暮れが 茜の薔薇に 燃え染まり

権力と市民生活

どうにも、こうにも警察官の不祥事、破廉恥行為が常態化しているようだ。覗きや痴漢などだけでなく、拳銃を同僚に突きつけたり、交通違反をもみ消す見返りに女性を紹介しろと要求するような行為があるのであれば、もはや警察組織に自浄能力はないと看做すべ…