龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

2010-01-01から1年間の記事一覧

アメリカへの陳情

親米とか、反米とか、右翼とか、左翼とか、そういう大別で政治を論ずることが無意味だとは言わないけれど、日本は独立国家として外部から干渉されない国民主権の政治の質を日々、高めていかなければならないはずだ。そのための政党政治である。政党が代弁す…

総理の資質と日本の危機

フジタ社員4人が拘束された中国の石家荘市がどういう所なのか調べて見た。石家荘市は河北省の省都であり、人口が約924万人の大都市である。郊外に国内線、国際線が乗り入れる石家荘空港があり、280km離れた北京とは京深高速道路(北京と深せんを結…

4畳半捕り物丁

ちょっと面白いことがあった。と言っても、私の“面白い”は世間一般的には面白くも何ともないであろうが。 昨日、5日(火)夜のことである。私は缶ビールを飲みながら部屋で本を読んでいたのであるがその内に眠くなってきて、すぐ横に敷いてある布団にごろん…

眠れる森の大衆

小沢一郎が強制起訴されることになった。何て言うべきか、日本の権力構造は今回の中国との問題を見ても明らかな通り、外部からの圧力に対して極めて弱いため、総体としての権力パワーを減少させないために内部(国内)の権力者を徹底的に成敗するかのパフォー…

友と敵の判別

中国は日本の友ではない。友の国は、悪意もなければ実質的に被害も与えていない相手国の国民をいつまでも不当に拘束して、外交交渉のカードとして利用するような卑怯な真似はしないものである。菅は簡単に“戦略的互恵関係”などという言葉を口にするが、日本…

器と大局観

未だにフジタ社員一人を“人質”として拘束し続けている中国は明らかに悪質な国であるが、このような状態で尚、国会の所信表明演説で中国との大局的観点から戦略的互恵関係を深める努力が不可欠などと平気でのたまう総理大臣には問題が大きい。偉そうに大局的…

馬鹿の所信表明

“国際社会は安全保障でも経済でも「歴史の分水嶺」とも呼ぶべき変化に直面している。国民一人ひとりが自分の問題としてとらえ、国民全体で考える主体的で能動的な外交を展開せねばならない。その際、国を開き、世界の活力を積極的に取り込み、グローバルな課…

馬鹿の軽さ

民主党の細野豪志が訪中した直後に中国当局に拘束されていた4人の内の3人が釈放された。細野は菅首相の親書を携えていたとされている。親書の中身が大いに問題だ。釈放の見返りに身代金か賠償金支払いに応じることに等しい、ODAが約束されている可能性…

独自路線への道

ともかく、今回の中国漁船問題における日本政府の対応は、大きく日本の威信と国益を損なった。元々、菅直人という政治家は“事なかれ”主義なのだ。 自らの地位の保身と延命しか考えられないから、恫喝されるとすぐに揺らいでしまう。相手が中国であろうとアメ…

売国の冷静

もう、あれだな。国家の礎である領土問題で総理大臣が地方検察に責任転嫁しているようでは話にならない。中国人船長を釈放した時点で領土と共に日本の法律も投げ出したのと同じだから、仙石と菅は中国の要求通り謝罪と賠償すればよい。自分たちがその路線を…

日本人の喜び

随分とハイレベルの解決だったじゃないか。仙石がハイレベルという言葉を口にした時から予感はしていたが、これほど立派なご英断が下されるとは、日本はますます世界から尊敬を集め、模範とされる国になったことであろう。 私も日本人の一人として鼻高々であ…

民衆の私怨

“FDに時限爆弾を仕掛けた”とは具体的に何を意味しているのか、よくわからない。また、前田容疑者が本当に検察同僚に対してそのようなことを言ったのかどうかも疑わしく思われる。私は特に前田容疑者の味方をするつもりはないが、“公正中立”の視点で見ると…

馬鹿らしき疑惑の疑惑

・・・の無言以外に適切なコメントが見当たらない。大阪地検特捜部検事、前田恒彦容疑者が逮捕された。日本権力の深層部で何が起こっているのか知らないが、セリフを忘れた役者が慌てふためき動揺して、観客(国民)をごまかそうと即興で演じているドタバタ…

世論の改革

問題意識を持ちながら書いていると、ただ純粋に書くという行為そのものから見えてくるものがある。私に朧げに見える光景は、世論と言う名の暗き地下水脈だ。私は書きながらダウジングのように水脈の在り処を探ろうとしている。日本という土壌の地下にどのよ…

1割の疑い

今回の民主党代表選挙結果について、巷間伝わる、いわゆる“陰謀”の可能性についても自分なりに考えてみることにする。私は国会議員票や地方議員票はともかく、我々一般サイドの感覚に近い党員・サポーター票は圧倒的に小沢一郎が勝つものと考えていた。党員…

小沢的なる影

小沢一郎という一政治家について研究していたわけではないので、何一つ偉そうなことを言えないのであるが、個人的には以前から気になっていたことがあった。それは小沢が党内で自分に対して批判的な人間であっても特に排除しようとしないことである。鳩山内…

我が総括

民主党には今回の代表選で決定的に愛想が尽きてしまった。私はもう民主党を応援する気持ちは一切ない。というよりも応援すべき政党ではない。どう見ても腐っている。しかし官僚やメディア勢力からすれば腐っている果物の方が、新鮮で美味しいのであろう。 私…

民主党は分裂せよ

民主政治の根幹は、目指すべき社会についての理念と方向性をしっかりと共有するところの政党を確立させることであると私は思う。今回の民主党代表選において、菅と小沢が志向する政治は、建前がどうであれ実質的には正反対のものである。そのような相対立す…

政治と社会の質

マスコミの収益力は大企業の利益に直結している。マスコミに登場する知識人や評論家及びタレントの収入もスポンサーである大企業に依存している。 よってマスコミやマスコミお抱えの評論家たちが、政策的に大企業を優先する政党や政治家を応援することは、朝…

謙虚な意見

世論調査において、設問項目の内容で、世論調査実施者が望ましく考えるところの回答分布を導くことは簡単であるゆえに社会的な危険性が高いと見れるものである。職業柄、誘導尋問に慣れているような弁護士であれば、露骨に誘導的な質問を受けた時に、“その質…

柔らかなファシズム

“政治と金の問題で小沢一郎氏の説明責任は果たされていると思いますか” 知らんがな、そんなこと。設問そのものがおかしいではないか。これは日本語の読解力の問題である。果たされるべき説明責任があるという前提条件のもとで聞いているわけだから、回答者が…

メディアの悪徳

現在の政治資金規正法においては企業および業界団体の政治家個人に対する献金は、企業および業界の意向によって政治施策が歪められることになるとして一切禁じられている。ところが企業および業界団体から政党や政党が定める政治資金団体へ献金することは認…

善と悪のイメージ

政治手法ということで大別すれば、小沢一郎は金権政治ということになるのだろうか。小沢一郎が田中角栄の流れを受け継いだ土建に強い政治家で、菅直人は左翼的な市民運動出身であるから、イメージ的には小沢がダーティーで菅はクリーンということになってい…

無能の作為

これは非常に大切なことだと思うので強調しておきたいが、小沢一郎氏の政治資金問題に対して首相になることで訴追から免れようとしていると見られている疑念が存在するから、訴追に応じると事前に表明することを検討する動きがあるようであるが、一見すると…

政治とメディア

政治家の本分とはつまるところ、自らの信念を貫き、信念のために命を賭ける決死泰然とした志にしか有り得ないのではないであろうか。 我々国民は一人の政治家を選ぶ時に、その人物の信念によってしか判断のしようがないのである。もちろん現実的には、その信…

私が昨日見たもの

息子が泊り掛けで、サッカーの合宿に行っているので週末がフリーになった。それで私が昨日、何をしていたかというと(一般的にはどうでもいいことではあるが)、昼間、映画を見に出かけた。若松孝二監督作品の『キャタピラー』である。正直なところ、エログ…

空中庭園にて

そもそも、子供に大阪で星を観察させる夏休みの宿題が間違っている。宿題用紙の記入項目はいたって簡単で、“はくちょう座は見つけられましたか”、“ベガは何色をしていましたか”、“さそり座は見つけられましたか”、“アンタレスは何色をしていましたか”の4つ…

日本の平和とマスコミ

8月13日であったか、NHKの特番で“色つきの悪夢”と題した第二次世界大戦のドキュメンタリーフイルムが放映されていた。 ヒットラーやスターリンの姿が、生々しくも美しいカラー映像で目の前にリアルに迫ってきた。砲弾で倒れた市民の無残な死体、敗戦直…

離婚と親権制度について

離婚と親権制度について、前回の話しに補足してさらに踏み込んだ自分なりの見解を述べたい。先ず日本において離婚は、“破綻主義”が採用されている。“破綻主義”とは、“有責主義”に対置する法律上の概念である。以前は有責配偶者からの離婚請求が一切認められ…

我々の認識が全て 7

幼児虐待は支配、被支配の関係性から生じる歪みであって、垂直方向における社会区分の断面にその問題の在り処を求めることが出来る。資本主義社会特有の所有、被所有の問題と同列である。親権のありかたの問題は、親権が子供の所有という感覚に深く結びつい…